まず3分で
『もっと褒めた方がいい』『最近の若い人は褒めて伸ばす』。
こうした言葉を聞くことがあります。
でも、褒められると嬉しい場面もあれば、人前で注目されるのが苦手な人もいます。結果を褒められたい人もいれば、工夫や努力を見てほしい人もいます。
大切なのは、褒め方の正解を決めることではなく、相手にどう届くかを対話しながら確かめることです。
この記事の確認項目と会話例は、公的資料の傾聴・職場環境改善の考え方を参考にしたSeesee Mediaの編集上の整理です。特定の話し方の効果を保証するものではありません。
SIX VIEWS
承認を伝える6つの視点
1|『すごいね』だけでは、何が良かったか分からない
承認やフィードバックは、具体的な行動や事実に結びつけると伝わりやすくなります。
『納期を守った』『困っている人へ声をかけた』『説明を整理した』など、見えている事実を言葉にします。
2|人前で褒められるとうれしい人も、苦手な人もいる
朝礼で褒められるのが励みになる人もいれば、注目されることが負担になる人もいます。
公開の場、1対1、チャット、評価面談など、伝える場も一つに決めつけません。
FACT FIRST
事実から伝える
3|結果だけでなく、過程を見る
結果が出たときだけ反応すると、長い準備や協力行動が見えにくくなります。
成果、工夫、学習、支援、改善など、会社が大切にしたい行動を具体的に言葉にします。
4|褒めることと評価は分けて考える
日常の承認と、人事評価・査定は役割が違います。
褒める言葉で評価結果を曖昧にしたり、評価制度の説明不足を埋めたりしないことが大切です。
NOT A LABEL
タイプで決めない
5|公平感を壊さない
同じ人だけが目立つ、上司の好みで声かけが偏る、基準が分からない。
こうした状況では、せっかくの承認が逆効果になることがあります。
何を大切にしているか、どんな行動を見ているかを共有します。
6|本人に聞いてもいい
『人前で言われるのと、個別に言われるのはどちらがいい?』『どんなフィードバックが分かりやすい?』
こうした確認は特別なことではありません。
相手をタイプで決めるより、本人との対話で確かめる方が確実です。
自社で考える
伝え方の例|見た事実と、その意味を言葉にする
「さすが、すごいね」に加えて、「引継ぎメモに判断理由まで残してくれたので、次の担当が迷わず進められた」と、行動と受け取った価値を具体的に伝える方法があります。本人が大切にした工夫が別にあれば、それも聞いてみます。
これは褒め方の効果を保証する型ではなく、対話のための例です。残業や無理を続けたことを美談にしたり、「褒めたのだからもっと頑張って」と負担を増やしたりしないよう、仕事量や評価の説明も別に扱います。
よくある質問
Q. 褒める回数は多い方がいいですか?
回数だけで決まりません。内容、タイミング、具体性、本人の受け取り方を確認します。
Q. 人前で表彰するのは良いことですか?
励みになる人もいれば負担になる人もいます。本人の希望や文化、目的に合わせます。
Q. 診断タイプ別に褒め方を変えるのはどうですか?
参考にはできますが、タイプを本人そのものと決めつけず、実際の対話で確認します。
SOURCE|根拠を確認する
編集更新:2026年10月9日。制度・統計は掲載した資料の対象と時点をご確認ください。