まず3分で
大きな設備や特殊な廃棄物だけが改善テーマではありません。
段ボール、紙、食品残さなど、毎日少しずつ出るものは、年間で見ると量も手間も大きくなります。
まず発生を減らし、次に混ぜずに分け、品質を保ったまま出口へつなぐ。日常排出物ほど、この基本が効きます。
DAILY FLOW
毎日出るものの確認順
1|段ボールは「濡らさない・混ぜない」
段ボールは古紙として再生利用される代表的な品目です。
一方で、油・食品・水分、粘着物、異素材などが混ざると、再生の妨げになることがあります。
保管場所、雨濡れ、テープや緩衝材の扱いなどを、回収先の条件に合わせて確認します。
2|食品残さは、まず発生抑制
食品リサイクル法では、食品廃棄物等の発生抑制が最優先の取組として位置づけられています。
仕込み量、発注、賞味期限、歩留まり、売れ残りの理由など、なぜ出るかを先に見ることが大切です。
そのうえで、飼料化、肥料化、メタン化など再生利用の選択肢を検討します。
CARDBOARD
段ボールの品質を守る
3|『毎日出る』からこそ、回収頻度を見直す
同じ量でも、毎日少量回収するのか、保管してまとめて回収するのかで、運搬費・保管スペース・衛生・作業負担が変わります。
段ボールは場所を取り、食品残さは臭気や衛生への配慮が必要です。品目ごとに最適な頻度は違います。
4|分別ルールは、現場で迷わない言葉にする
『紙』『可燃』『残さ』だけでは、迷う品目が残ります。
写真、具体例、置き場所、入れてはいけない物を明示すると、分別品質を保ちやすくなります。
ルールは複雑にしすぎず、現場で続くことを優先します。
FOOD RESIDUE
食品残さの優先順
5|小さな流れを整えると、会社全体が見える
毎日出るものを記録すると、購入量、製造量、売れ残り、作業動線、回収頻度など、会社の運用そのものが見えてきます。
廃棄物を減らすことだけでなく、仕入れ、在庫、物流、設備、人の手間までつながる入口になります。
自社で考える
現場で試す|量だけでなく、混ざる場所を見る
段ボールが濡れるのは保管場所なのか、食品が付くのは開梱時なのか。食品残さへ包装が混じるのは調理場なのか、返却口なのか。発生から回収までを一度たどると、分別箱を増やす以外の変更点が見つかります。
食品残さは、食品製造工程、飲食店、一般の事務所など、どこから出たかで法的区分の確認が変わります。再生利用できるかという問いと、一般廃棄物・産業廃棄物のどちらかという問いを分けます。
よくある質問
Q. 段ボールはテープを全部外す必要がありますか?
回収先の受入条件によります。古紙再生の阻害要因になる異物もあるため、回収先のルールを確認します。
Q. 食品残さは全部リサイクルできますか?
状態、異物、量、地域、再生利用先などで変わります。まず発生抑制と分別から確認します。
Q. 回収回数を減らせば必ず安くなりますか?
保管スペース、衛生、安全、作業負担もあるため、総合的に比較します。
SOURCE|根拠を確認する
編集更新:2026年10月9日。制度・統計は掲載した資料の対象と時点をご確認ください。