よく話す人は、
どんな場面でも得意?
初対面の会話は楽しめても、初めての仕事では確認したいことが多いかもしれません。会話の印象と、仕事に必要な知識や経験は分けて考えます。
SEESEE / BIG FIVE
同じ会議でも、すぐに話す人、考えてから伝える人。
その違いを、仕事の進め方や対話の工夫につなげるために。ビッグファイブの5つの視点から、人の理解を少し広げてみませんか。
一人の中に、
5つの連続した傾向。
01 / いつもの見方を、少し広げる
よく話す人は、
どんな場面でも得意?
初対面の会話は楽しめても、初めての仕事では確認したいことが多いかもしれません。会話の印象と、仕事に必要な知識や経験は分けて考えます。
静かな人は、
意見がない?
その場では発言が少なくても、後で整理した意見を届ける人もいます。意見の有無を決める前に、伝えやすい方法を聞いてみます。
見えている行動は、一場面。性格傾向に加えて、経験、役割、仕事の条件、そのときの状態を確かめることが理解の入口です。
02 / ビッグファイブとは
ビッグファイブは、考え方・感じ方・行動にみられる個人差を、5つの広い性格特性で整理する枠組みです。各特性には程度の違いがあり、一人ひとりにその組み合わせがあります。[1]
「高いほど良い」「低いほど悪い」という成績表ではありません。提供されたメーカー資料でも、得点の高低をそのまま良し悪しとしない説明が示されています。[2]
「誠実特性が低い」ことを「不誠実な人」と読み替えない。「外向特性が高い」ことを「仕事ができる」と結びつけない。結果は、本人が力を出しやすい条件を考えるために使います。
03 / 5つの視点を、仕事の場面へ
下の両端は傾向の方向を示しています。二択や診断の基準値ではなく、その間にもさまざまな程度があります。仕事場面の問いはSeeseeによる活用例で、特性から行動を断定するものではありません。[1][2][3]
01
計画・継続・責任への向き合い方
段取りや粘り強さ、引き受けたことへの責任に関わる側面です。「人として誠実か」を判定する言葉ではありません。
たとえば、締切が重なるとき
「計画性がない」と決める前に、優先順位の共有、割り込み仕事、使える時間を確認する。本人が取り組みやすい区切り方を相談します。
この仕事は、どこで区切ると進めやすいですか?
02
他者への配慮・協力の傾向
他者への思いやりや信頼、協力的な関わりに関連する側面です。賛成することだけが協力とは限りません。
たとえば、会議で全員が賛成するとき
合意できているのか、違う意見を言いにくいのかを確かめる。反対意見も扱える進め方や、個別に伝える方法を用意します。
この案で、まだ気になるところはありますか?
03
新しい考え・経験への関心
知的好奇心、想像力、新しい考えへの関心などに関わる側面です。知識量や知能、創造的な成果そのものを測るわけではありません。
たとえば、新しいツールを導入するとき
まず試したい人にも、手順や実績を確認したい人にも、必要な情報を届ける。経験や現場の制約を確かめ、試行範囲を決めます。
何が分かれば、試してみようと思えますか?
04
人との交流・活動への向かい方
社交性、主張のしやすさ、活動性などに関連する側面です。話す量だけでは、仕事の能力やチームへの貢献は分かりません。
たとえば、会議で発言が偏るとき
発言数を意欲の代わりにしない。議題の事前共有、考える時間、文章での意見など、参加の入口を増やしてみます。
その場で話すのと、考えてから伝えるのとでは、どちらがやりやすいですか?
05
不安・緊張などの感じやすさ
不安や緊張など、否定的な感情の生じやすさに関わる側面です。このページでは、高い側を「感じやすい」方向として説明します。病気の有無や、本人の弱さを表すものではありません。
たとえば、急な変更が続くとき
性格の問題にせず、変更の頻度、情報不足、業務負担も確認する。見通しや相談先を共有し、何が負担なのかを本人に聞きます。
いま気になっていることと、先に分かると安心できることは何ですか?
一般的な日本語名には、誠実性・協調性・開放性・外向性・神経症傾向などがあります。本ページの特性名は提供資料に合わせています。情緒安定性として示す尺度では、神経症傾向とは高低の方向が逆になるため、利用する尺度の定義を確認します。
04 / 数値を読む前に
質問項目、採点方法、基準となる集団を確認します。異なる尺度の数字を、そのまま比較しません。
「当てはまる場面」「違うと感じる場面」の両方を聞きます。結果に合わせて、本人の経験を修正させないことが大切です。
日頃の行動、業務負担、本人の希望と合わせて考えます。結果の理由を一つに決めず、次の対話につなげます。
研究用の尺度には、広い特性をさらに細かな側面に分けて測るものもあります。たとえばBFI-2では、外向性の中を社交性・自己主張・活動性などから捉えます。[1] 同じ総合的な傾向でも、内訳まで同じとは限りません。
これは一般的な心理学研究の説明です。TOiTOiがBFI-2と同一の質問・採点・下位尺度を使うことや、同じ測定性能を持つことを示すものではありません。
05 / 分析を、対話と実践につなぐ
何のために使い、誰が見るのかを説明し、本人の同意を確認する。
結果と実際の場面を比べ、本人の気づきや違和感を聞く。
議題の事前共有、相談のタイミングなど、小さな工夫を相談する。
やりやすさは変わったか。本人の実感と仕事の事実を確かめる。
たとえば「会議で話しにくい」という声があれば、次回は議題を先に共有してみる。発言の数を競うのではなく、本人の意見が仕事に届いたかを確かめる。こうした工夫を、性格の高低にかかわらず必要な人が使えるようにします。
06 / TOiTOiとの関係
TOiTOiは、ロジック・ブレインが提供する組織コミュニケーション支援のシステムです。メーカーはビッグファイブ分析などを紹介しています。[4] 一方、理性・比較・感性の3タイプは、メーカー独自の分類です。
性格傾向を5つの連続した特性で捉える枠組み。具体的な測定方法や結果の読み方は、使う尺度を確認します。
メーカー資料で用いられる3つの区分。ビッグファイブの5因子とは別の整理です。[5]
3タイプとビッグファイブを同じ分類として扱ったり、同じ科学的根拠や予測精度があると捉えたりしません。システムの機能・利用条件・分析の仕様は、メーカーの最新案内と契約内容を確認します。
07 / 大切にしたい使い方
利用目的、任意性や参加しない場合の扱い、閲覧者、保管期間を事前に整理します。本人に無断で結果を広めず、必要な範囲に限定します。
採用可否、配置の適否、人事評価を性格だけで自動的に決めるためには使いません。健康状態の診断や、将来の行動の保証にも用いません。
Seeseeは、分析結果を本人との対話や現場の事実と照らし合わせ、伝え方・育て方・仕事の進め方を考える材料として扱います。
すべてを高くすることが目標ではありません。まず、今の仕事で困っている場面と本人が望む働き方を確認します。必要な技能を学ぶことや、環境を整えることも一緒に考えます。
違うと感じた点も、大切な対話の材料です。回答した場面を振り返り、普段の行動や本人の経験と照らし合わせます。結果を受け入れるよう押しつけることはしません。
このページは理解を深めるための説明です。質問票や採点機能はなく、診断結果は出ません。導入を検討する場合は、目的に合う尺度や運用を確認します。
はい。まず働く環境の課題を整理し、対話や運用の工夫でできることも含めて考えます。必要な支援範囲や費用は個別にご案内します。
TALK WITH SEESEE
「伝わりにくい」「任せ方に迷う」。
その場面から、Seeseeと一緒に整理してみませんか。
PDFページは表紙を含む通し番号です。資料の診断文・質問票・図版は転載していません。Web参照日:2026年10月17日。