まず3分で
売れ残った在庫、仕様変更で使わなくなった部材、外観不良品、旧モデル、端材。
こうしたものは、『販売できない』ことと『価値がない』ことが同じとは限りません。
循環経済では、廃棄物にしてからリサイクルするだけでなく、長期使用、再使用、再製造、二次流通、部品利用など、価値をできるだけ保つ考え方が重要です。
WHY UNSOLD
通常販売できない理由
1|最初に「なぜ通常販売できないか」を分ける
品質不良、安全上の問題、外観傷、包装不良、旧型化、過剰在庫、ブランド方針など、販売できない理由はさまざまです。
理由が違えば、選べる出口も変わります。
2|安全・法令・品質を最優先する
安全性に問題がある製品、法令や規格に適合しないもの、品質保証できないものを、無理に二次流通へ回してはいけません。
再使用を考える場合も、品質部門や法務、製造、営業など必要な部門で確認します。
VALUE PATH
残せる価値を探す
3|再加工・部品利用・社内利用の可能性
再加工で規格に戻せる、部品として使える、社内の教育用・検証用に転用できる、素材として分離できる場合があります。
ただし、製品によってはブランド管理や機密情報、知的財産、製造物責任などの確認が必要です。
4|廃棄物になる前の管理が重要
用途や出口が決まらないまま長期間保管すると、場所を取り、劣化し、在庫管理も複雑になります。
発生理由・数量・保管期限・判断担当・出口候補を台帳化しておくと、廃棄直前の慌ただしい判断を減らせます。
BACK TO SOURCE
発生原因へ戻る
5|『発生しない仕組み』へ戻す
余剰が繰り返し出るなら、処分先を探すだけでなく、発注量、ロット、設計変更、販売予測、製造歩留まりなど入口へ戻って考える価値があります。
まずは、余剰や不良品が発生する原因を減らすことから考えます。
自社で考える
判断の例|包装の傷と、安全性の不良を分ける
包装だけに傷がある物と、性能や安全性に問題がある物では、検討できる出口が異なります。まず品質担当が販売不可の理由を整理し、再検査・再加工・部品利用など、許容できる範囲を決めます。「少し安くすれば売れる」という営業判断だけでは進めません。
処理する場合も、機密やブランド表示をどこまで残せるか、破壊や証明が必要かを確認します。リユース率を上げることより、不適切な製品が再流通しないことを優先する場面があります。
よくある質問
Q. 不良品でも売却できますか?
製品の安全性、品質保証、法令、ブランド管理などを確認する必要があります。無理な二次流通は避けます。
Q. 在庫品は廃棄物ではないのですか?
名前だけでは決まりません。実際の使用・販売・取引・保管状況等を確認して判断します。
Q. 毎年同じ在庫を廃棄しています。
処分先だけでなく、発注量・ロット・設計変更・需要予測など発生原因へ戻って確認します。
SOURCE|根拠を確認する
編集更新:2026年10月9日。制度・統計は掲載した資料の対象と時点をご確認ください。