まず3分で
工場や倉庫には、毎日のように梱包材やパレットが入ってきます。
でも、荷物から外れた瞬間に全部が『ごみ』になるわけではありません。
返却するもの、繰り返し使うもの、修理して使えるもの、素材として再資源化するもの。まずは役割と所有者を確認します。
FIRST CHECK
処分前に確認する4つのこと
1|最初に「誰のものか」を確認する
レンタルパレット、取引先所有の通い箱、デポジット品などは、自社が自由に処分してよい物とは限りません。
現場だけで『不要だから廃棄』と決めず、契約、表示、取引先ルール、資産管理を確認します。
2|再使用できるなら、リサイクルより先
循環型社会形成推進基本法では、発生抑制、再使用、再生利用の順が基本です。ただし、環境負荷の低減に有効な場合には、この優先順位によらない場合もあります。
パレットや折りたたみコンテナ、通い箱などは、繰り返し使える仕組みが成立すれば、毎回の廃棄を減らせます。
国土交通省でも、物流標準化の一環としてパレット規格・運用の標準化や循環システムが検討されています。
PALLET LOOP
パレットは循環できる
3|壊れたら、すぐ廃棄ではなく修理の可否を見る
板の一部が傷んだ木製パレット、部品交換できる容器などは、修理で延命できる場合があります。
安全性、強度、衛生、輸送品質などの条件を満たせるか確認したうえで判断します。
4|素材ごとに出口を分ける
段ボール、木、樹脂、金属、発泡材などは、同じ『梱包材』でも出口が違います。
混載すると再資源化しにくくなるため、発生場所で分ける方が管理しやすいことがあります。
MATERIAL
梱包材を素材で分ける
5|物流と廃棄物管理を別々にしない
パレットや梱包材は、調達・物流・倉庫・総務・廃棄物管理の境界にあります。
『廃棄物担当だけ』で見るより、物流の戻り便、取引先返却、保管スペース、回収頻度まで一緒に見ると改善点が見えます。
自社で考える
現場で試す|「返す」「使う」「処理する」を置き分ける
同じ木製パレットでも、取引先へ返す物と、自社で処理を決められる物が混在すると判断が止まります。所有者や契約を確認し、返却待ち、再使用候補、処理対象を識別できるようにします。積み方や置き場は、安全と通路の確保を優先します。
廃棄する場合、貨物の流通に使用した木製パレットには産業廃棄物としての扱いがあります。単に「木だから一般ごみ」とせず、用途と発生状況を確認します。
よくある質問
Q. レンタルパレットは処分できますか?
契約や所有者の確認が先です。自社の所有物でない場合、勝手に処分しないよう注意します。
Q. 壊れた木製パレットは全部廃棄ですか?
安全性・強度などを満たせる修理や部材利用が可能な場合があります。
Q. 梱包材は一括で回収してもらう方が楽ですか?
管理は楽でも、素材価値が下がることがあります。分別と管理負担を比較します。
SOURCE|根拠を確認する
編集更新:2026年10月9日。制度・統計は掲載した資料の対象と時点をご確認ください。